素晴らしかった ラグビーワールドカップ(W杯)

多くの人がラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会を観戦したと思います。私もその一人で、ドキドキしたり、ワクワクしたりして、日本チームの試合を観戦しました。

ラグビーW杯は五輪、サッカーW杯に次ぐ世界的なスポーツイベントで、今大会が9回目で、アジアでは初開催となり、3連覇を狙うニュージーランドなど20チームが参加しました。日本チームは、皆さんがご存知のように初めての決勝トーナメントの出場となり、準々決勝での南アフリカ戦に敗れたとはいえ、心に残る好試合だったと思います。

 

確かに日本チームの大活躍に大いに感動もし、勇気づけられましたが、今後私たちが考えなければならないことや、どうグローバル化を進めていくべきかなどの多くの示唆も与えて貰ったのでないかとも考えます。

その一つは、日本チームの「多様性」です。
ラグビーの代表資格は他競技とは異なり、国籍は関係なく、その国・地域で
(1)選手本人が生まれた
(2)両親、祖父母の1人が生まれた
(3)3年継続して居住
(4)通算10年居住
のいずれかを満たせば資格を得られるそうです。日本代表31人のうち、ニュージーランド、トンガ、南アフリカ、サモア、韓国、オーストラリア、そして日本の7カ国の多様な背景を持つ選手が「ワン・チーム」のスローガンの下、一致団結して戦い、あのような素晴らしい結果が生まれたと思います。出身国や言語が違った者同士が、同じ目的で集まり尊重し合いチームを形づくった日本チームに今後日本が目指す、グローバル時代の協調と結束の姿がそこに感じることが出来たと思います。

もう一つは、「ワン・チーム」という日本チームの合言葉です。
「One for all ,all for one
(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」
ラグビーの神髄を伝える言葉だそうです。

 

一人ひとりが自分の役割を果たし、全員で勝利という一つの目的に向かうことが込められている合言葉と思います。一人ひとりが自分の役割を果たすといことは、相手の考え(価値観)や特性を認め、自立した強い個が主体性を発揮し、納得するまで話し合うことと考えます。それによって、連携が生まれ、チームが同じ目標を共有し、大きな力を発揮した思います。

国際競技連盟「ワールドラグビー」が定めたラグビー憲章は、ラグビーの中心となる精神を「品位」「情熱」「結束」「規律」「尊重」の五つの言葉に込めたそうです。この基本原則は、全ての選手と関係者に課せられる、チームプレー、フェアプレー、試合後に互いをたたえ合うノーサイドの精神が、それを表しています。

 学ぶことが多かったラグビーのワールドカップ(W杯)日本大会を一過性の大会と考えず、私も含めて、今後の学びに生かしていければと強く思います。

 

- - <今月の推薦図書>- -

今月、推薦する本は、門井慶喜氏の「銀河鉄道の父」(講談社)です。

 

門井慶喜氏が書く本は、歴史小説が多いですが、この本は、当然、宮沢賢治について書かれたもので、ちょっと趣の違う本になっています。宮沢賢治の新しい面を発見でき、宮沢賢治が書いた本を読みたくなると思います。読書の秋を堪能できる本と思います。