「自分にとって価値あるものは?」-OB・OG、中3に語る!-

「これからは、他人がどうとかではなく『自分にとって』価値のあるものを判断する力が大事」(T先輩)--19日(木)、中学3年生がOB・OG6名をお招きし、大宮開成時代に学んだこと、進路選択や就職にあたって心がけたことを熱く語ってもらいました。

(就職活動を終えて)

「現役時代はとにかく学校・先生を(質問等で)頼り尽くしたのでよかった」「何事も全力で取り組むことで、自分の可能性が分かり選択肢が広がる。中途半端は逃げの姿勢しか身に付かない」「大学選びは、人気があるからではなく、自分にとってその大学の何が価値があるのか。溢れている情報から、自分にとって本当に価値あるものを選び取る力が大事」(T先輩、現国家公務員)

(大学、学部学科で学んだこと、就職活動と大学の学びはつながるか)

「『大学では高校の勉強は使わない』は大間違い。自分は理系だが論文はたいてい英語」「学部の学びは就職に直結するわけではないが、会社の業務内容理解には理系知識が不可欠だった」「大学は基本『教えてくれない』。大宮開成のように、先生が色々面倒見てくれることはまずない」「自分がどうしたいのか、が大事」(O先輩・国立大4年)

(中高で今何をしていたか、何をしておくべきか)

「自分は大学院へ進学するが、中高6年間でゆっくり進路を考えていけばいい」(T先輩、私大4年)

「高校の時は何も進路を考えていなかった。今は看護士(助産師)になる予定だが、海外で活躍したい、韓国語をマスターしたい、やりたいことがあり過ぎる。とにかく自分の『好き』を増やし、自分を『高める』。自分が輝くし、選択肢が増えるから」(U先輩、私大4年)

「大宮開成のアメリカホームステイで海外に興味をもち、大学でバルセロナへ1年間留学。卒業したらまたスペインへ行き、舞台照明を学ぶ予定」「『とりあえずやってみよう』の気持ちが大事。海外へ行ったら、観光地だけでなく現地の人の姿を見るべき」(K先輩、私大3年)

「中高も大学も部活一筋(チア→応援団)。でも中高時は、勉強で必ず目標(ライバル)を立てていたので成績を保てた。『人を応援したい』ので損保会社へ就職予定」「パッションと笑顔、そして支え合える仲間がいればOK」(S先輩、私大4年)

6人とも「自分の価値観をもつ」「自分で自分の道を選びとる」ということで共通し、ご自分の経験に照らし、力強く語ってくれました。中3にとって大いに刺激になり、新高1へ向けてのモチベーションになったことと思います。

OB・OGの皆さん、お忙しいところ在校生のために本当にありがとうございました。(教頭M)

追記:

講演後、T先輩(大学院に進むほうのT先輩)は、「文系の人は大学で留学とかの選択肢があるが、理系の自分たち(隣のO先輩を見ながら)はひたすら研究に打ち込まないと。文系みたいに留学で研究中断することは、あまり現実的でない。違いを感じるなぁ」とややぼやき気味でした。

しかし、理系は4年間「○○の研究」などと取り組むべき目標、打ち込める対象があらかじめ定まっているのがメリットではないでしょうか。

逆に文系は、大学に入ってからさらに自ら行動し自分の「可能性」を開拓しないと、‟タダの大学生” になってしまう懸念が。国家公務員のT先輩が言うような「自分磨き」が欠かせない進路だと思います。(教頭M)