「君たちの脳が、体が育たないよ!」-中学生愛知和講演-

28日(月)、一貫部中学生対象の「愛知和講演」を実施し、東海大学の医学博士・小澤治夫先生に『元気とやる気をつくる方法!伝授します』としてご講演いただきました。

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教師時代に東大合格率日本一のサッカー部をつくりあげ、食生活改善で東海大女子バレー部を常勝チームに押し上げた小澤先生(ご自身もアスリートでいらっしゃいます!)。数々の研究から、社会的成功と生活習慣とには密接な関連があることを、膨大なデータから導き出し、各地で講演していらっしゃいます。

「偏差値の高い学校=学力=は、朝食・睡眠・排便・運動習慣のある生徒が多くいる。朝食食べないのは“冬眠中のクマ”状態ですよ(笑)」

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「記憶力をつかさどる脳の『海馬』は、睡眠をとる子のほうが大きい。夜遅くまで起きている人は、海馬が“ツマヨウジ”になっちゃうんだよ(笑)」

「成長ホルモンが分泌されるのが睡眠中。部活をやる人は、夜に眠気をもよおすメラトニンが分泌され熟睡できる。だから海馬が育ち、記憶力も圧倒的に良くなるんです」

「逆に、部活をやらず夜遅くまでPCやTV、スマホなどのブルーライトを浴びている人は、メラトニンが抑制され熟睡できない。今いちばん育てるべき脳が、体が育たなくなってしまう」。

衝撃的なのは、習慣の比較「1日3時間以上勉強しても2時間以上スマホをいじった人は、部活をやり勉強が1時間だけだがスマホをいじらなかった人と成績はほとんど同じ」えっ本当ですか!?。

ゲームやスマホは脳内の血流を著しく減少させ、記憶の定着を阻害するため。また効率のよい勉強時間は「2時間1セット」とのこと。適度の休憩も大事なのです。

逆に、脳内血流を増す行動は「集団遊び」「会話などのコミュニケーション」。また海馬に好影響を与える分泌物「インターロイキン6」は、じつは運動によって分泌が促進されること。(体力テスト結果と就職率が国内1位の福井県を例に)「学力・体力・就職率は関連してるんですよ」!!!

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先頃の本校生徒の生活習慣調査では、朝食摂取率「ほぼ8割」と、冬眠から覚めたクマ(失礼)が多数派なのは良いとして、就寝時間「午前0時以降が中学3割以上、高校は最大6割」、スマホ時間「2時間以上が3~4割」。成長期である彼らのことが本当に心配です。

「とにかく運動・食べる・寝る・勉強・遊びの5つをバランスよく行うこと。これを『風車』のようにクルクル回せば人生うまくいくんです」。

膨大なスライドとともに、パワフルに畳み掛ける小澤先生。生徒たちにはしっかり自覚してほしいと思いました。

小澤先生、貴重なお話を本当にありがとうございました。