校長コラム

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2021/03/01

「励まし合いの言葉や行動」を

新型コロナウイルス感染症に始まり、残念ながら新型コロナウイルス感染症で終わりそうな令和2年度もいよいよ学校活動の最後の月になってしまいました。それでも、高校3年生は、3カ年や6カ年間にいろいろな事があったと思います。また、中学生や高校1・2年生にとっては、ほとんどの行事や活動が制限され、大変な1年間だったと思います。

それでも、当然3月は「まとめの月」であると同時に「次のステップを準備する月」でもあります。4月からの新しい年度は、まだまだ、不確実で、変化が激しく、多くの困難を乗り切らねばならないと思います。そんな状況が続くからこそ、「励まし合いの言葉や行動」が必要だと考えます。

 

それぞれの人が感じていることや、抱えている、または、向き合っている状況の大変さが分かったり、感じたりすることが出来れば、自然と、「温かい気持ち」を持てたり、「励まし合いの言葉や行動」が出来ると思います。つらい時、自分だけでなく皆がそれぞれが大変だという気持ちを持って、「自分は一人ではない」「大変だけど、一緒に頑張ろう」と思い、お互いが、ごく自然に「励まし合いの言葉や行動」が出来るようにしたいと考えています。

 

また、不確実で、多くの困難を乗り切らなければならない状況が続くからこそ、「今年度はこれを努力しようと具体的な目標」を立てることと同時に、「自分の内面を見つめること」も大切と考えます。

自分の内面を見つめ直す意義は、

1,自分が持っている様々な可能性に気付くため
2,違う立場や違う考えを持っている人の気持ちを想像・共感するため
3,想定外のことが起きたらどうするのかを準備するため
4,多くの視点を持ち、見方の幅を拡げるため
5,最後に、自分の大きな可能性を強く実感するため    です。

つまり、「自分の内面を見つめることや深めること」は、物事を客観的に考え、多面的に考えることになります。その事がこれから皆さんに求められる「人とうまくやる力=協働力」を身に付けることにもなると思います。新しい年度に更なるステップをするため、まとめと展望を持ってこの1ヶ月を充実したものにしていただけることを期待します。

 

- - <今月の推薦図書>- -

今月の推薦図書は、2021年本屋大賞ノミネート作品の中から選びたいと思います。

令和3年2月25日現在で、
『推し、燃ゆ』(宇佐美りん/新潮社)
『オルタネート』(加藤シゲアキ/新潮社)
『逆ソクラテス』(伊坂幸太郎/集英社)
『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ/中央公論新社)
『八月の銀の雪』(伊与原新/新潮社)の5冊を読みました。

 

皆さんも、ぜひ、10冊読み切って欲しいと思います。「今」を感じたり、何か思うこともあるはずです。チャレンジしてみてください。今月勧める1冊は、読み終わった5冊の中から、
『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ/中央公論新社)を選びました。

いろいろなことを感じ、また、考えさせられた本でした。皆さんもぜひ読んでいただき、その感想なり、思ったことを廊下で会った時にでも、図書館で会った時にでも話していただけたらと希望します。楽しみにしております。