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2021/01/07

「絆」について

令和3年の年初めに、「絆」について考えてみたいと思います。

人が成長するためには、多くの人との「ふれあい」や「一緒に学び合う」ことが、本当に必要で大切なことだと改めて実感しています。このコロナ禍で、普通に出来ていた学校生活や活動が出来なくなって、今まで格別に意識することもなく「絆」が築けて来たのを、人との関わりの中でしか築けないことを改めて実感させられたと思います。皆さんも、そう感じていると思います。

今まで多くの人と築けていた「絆」が弱まり、学校や家庭や友人に感じていた帰属意識(安心感)も弱まり、相互の関係(自分が助けられたり、助けたり)が持てにくくなっています。

帰属意識(安心感)が希薄化すると、孤立による不安から自分の主張だけをする人が増えたり、そして、自分の価値観だけにこだわり、広く世間を見たり知ったりしようとしない傾向が強くなるかも知れません。

そんな状況を打ち破るためにも、新型コロナウイルスの感染拡大による生活の変化は、人との向き合い方を変えるチャンスと考え、積極的に帰属意識(安心感)や相互の関係(自分が助けられたり、助けたり)を築ける行動をしていかなければならないと思います。

 

大宮開成の学びで大切にしていることは、「愛・知・和」の校訓の基、「調和のとれた人間」として成長することです。

 

そのため、次の4つの力や意識を身に付けることが重要です。

1)主体的な学びによって、自ら取り組む力

2)深い学びによって、自らを発展させる力

3)対話的な学びによって、多様な他者と協働できる力

4)それらの3つの力を総合して、新たな価値を生み出す能力・意欲を備えることです。

 

自己を厳しく鍛え、「信頼を得られる人間として成長」し、「自立・自律した人間に成長」することが、新型コロナウイルスの感染拡大による生活変化の中で、人との向き合い方を強固にすることになると思います。

人間の「核」をつくる大事なこの時期に、何事にも本気で取り組み、あえて壁に挑む「自己鍛錬力」を鍛え、「発信力」を強化し、「自分は独りで生きているわけではない」ことを再認識して、自分のことと同じように、他人のことを真剣に考えることが何より大切と思います。

 

成長を確かなものにするためにも、一日一日を大切にする生活をし、新たな気持ちで新年を迎えましょう。

 

- - <今月の推薦図書>- -

今月の推薦図書は、住野よる氏の「また、同じ夢を見ていた」双葉社です。

学校図書館で図書委員が選んでくれた本です。全編に「あたたかさ」を感じることが出来ました。心が豊かになり、穏やかな気持ちにもなりました。