校長コラム

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2020/09/01

学びの本質について

8月が終わり、前期まとめの9月の学校活動が再開しました。今までと全く違う9月からの学校活動になると思います。そんな状況だからこそ、原点に戻って、「学び」について考えていただきたいと思い、「学びの本質について」書きたいと思います。

日本経済新聞の採用広告特集に次のような記事がありました。「学びの本質」について考える上で参考になることが書かれているので紹介いたします。

18歳で宮大工を志し、紆余曲折を経ながらもその道を歩んで若い弟子たちと共に伝統の匠の技を追求し続ける小川三夫棟梁は、「教わらぬ学び」の大切さを説き、「目標を定め、一気に社会人になる覚悟も持て」と語っています。

小川三夫氏は、西岡常一棟梁のもとで修行し、「その修行では、棟梁は何も教えない。立ち居振る舞い、やり方を見て触れるだけで、それも外から見ているだけではダメで、内に入っていかなければならない」と語り、「教わる物は忘れるが考えて覚えた物は忘れないし、体が知る学びが、もっと良い仕事がしたくなり、恥じる仕事はしたくなくなる。」とも語っていました。

修行と学校での学びでは違いがありますが、「学びの本質」では、共通点があり、私たちは、小川三夫棟梁から多くの示唆を受けることが出来ると思います。本校で大切にしている「主体的に学ぶことが、真の学力を身につける」ことに通じると考えます。意思を持ち、向上心を待てば、一直線には進まないかもしれないが、必ず成長が出来、成果が現れます。

今、私たちは経験をしたこともない厳しい状況にあります。不透明で、不確実で、この厳しい状況がいつ収束を迎えるかが分からない中、確実に意識しなければならないことは、それでも歩みを止積み重ねず、明確な目的・目標を掲げて、一日一日を大切に生活しなけらばならないと言うことです。この経験で考えたことや学んだことは、必ず、これからの「生き方」に大きな影響をもたらし、財産になると思います。真摯に努力したことは、結果がついてきます。そのことを確信して、お互いに、何より「生命と安全」が優先されることを堅持して、一つ一つの積み重ねを大切にして頑張りましょう。

 

- - <今月の推薦図書>- -

今月の推薦図書は、今村翔吾氏の「じんかん」(講談社)です。
松永弾正久秀を主人公にした歴史小説です。歴史好きな人は、松永弾正久秀のことを知っているでしょうが、授業で習った人物イメージと全く違ったイメージを持つと思います。読み応えのある本ですが、一気にも読める本です。

この本にかかわらず、図書館に多くの歴史小説があります。吉川英治、司馬遼太郎、山本周五郎、永井路子らの作家の本も読んでいただきたいと思います。