校長コラム

HEADMASTER COLUMN

COLUMN DETAIL

校長コラム詳細

2020/11/01

新聞にもっと積極的に接してみよう

秋もすっかり深まりました。ふと、昨年の11月はどんな月だったんだろうかと思いをはせ、昨年の行動記録帳を引っ張り出してみました。11月2日土曜日からの3連休を利用して、京都・大阪に行っていました。
京都は、秋の醍醐寺を目指して訪ねました。前年の台風で竹林や多くの木々が倒され、様相はすっかり変わっていましたが、五重塔(京都市内最古の五重塔です)はやっぱり見事で、心が和んだことを思い出しました。秋の日差しを浴びながら、醍醐寺付近の寺も散策でき、今の状況と比べると、なんと違うことだと今更ながら実感しています。

 

今回は、「新聞にもっと積極的に接してみよう」ということ書きたいと思います。現在、定期的に新聞を購読している家庭が少ないと聞いています。購読していなくても、当然、学校の図書館では、代表的な新聞は閲覧出来ますし、また、話題を絞り込めば、インターネットでも読むことが可能です。興味関心を持って新聞に接して欲しいと思います。

 

新聞は本当に知識の宝庫だと思います。多方面の情報を知ることが出来、そこから「そうなんだと」という驚きと新しい知識を知った喜びを得ることが出来る身近なものです。そんな一例として10月10日(日)朝日新聞の日曜版 be on Saturday に掲載された

「47都道府県の謎」大都会の東京、実は「村」の数全国6位タイ の記事を紹介したいと思います。内容は以下の様な記事でした。

 

東京都は、実は8つの「村」を抱える自治体となっています。市町村合併が進んで、いまや村が1つもない自治体が静岡、兵庫、広島など全国で13県もある中で、東京の8村は、青森、熊本などと並んで全国6位の多さだそうです。

私は、東京に村があることは知ってはいましたが、全国で13県もが村を抱えてないことは、初めて知りました。驚きでした。また、村のある伊豆諸島がなぜ東京都に組み入れられているのかいうことも紹介されていて、「なるほどそうだったのか」という納得も得ることが出来ました。
明治時代初めに実施された「廃藩置県」時は、伊豆諸島の所属は、距離の近い静岡県でした。その後たった2年で当時の東京府に移管されました。その理由は、江戸時代、伊豆諸島は全島が幕府の直轄地で、飢饉や災害に見舞われる島々を、江戸幕府が支えていたという背景があり、地理的な近さよりも、歴史的・経済的な関係の強さが、伊豆諸島と東京を引き寄せたと書かれていました。

 

このように、新しい知識を知る喜びと知識を積み重ねることで、多方面に発展できる実感を皆さんにも体験していただきたいと思っています。新聞は、そのことを手軽に、身近に体験できるツール(媒体)です。こんな厳しい状況だからこそ、積極的な学びが必要と思います。心と知識を鍛える11月にして欲しいと思います。お互いに頑張りましょう。

 

- - <今月の推薦図書>- -

今月の推薦図書は、「知識」関連のことを書きましたので、読み物でなく、初めての試みとなりますが、図鑑を紹介したいと思います。

・哲学用語図鑑 田中正人 編集監修 斎藤哲也 プレジデント社

  定価(本体1,800円+税)

 

・続 哲学用語図鑑 田中正人 編集監修 斎藤哲也 プレジデント社

  定価(本体1,800円+税)

 

手元に置いて、知識を広げたり、考え方の幅を広げたりするのに活用していただきたい。ですから、クリスマスプレゼントやお年玉を活用して、購入を考えてください。

また、「第51回大宅壮一ノンフィクション賞」「第8回河合隼雄学芸賞」を2020年にダブル受賞した「チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学」小川さやか著 春秋社 も紹介したいと思います。人類学の醍醐味や面白さを実感出来る本です。文化人類学や社会学に興味のある人には是非読んでいただきたいと思います。