校長 その日その日
Principal Day by day
Principal Day by day
2022/03/01
令和4年3月31日をもちまして校長職を終えることとなりました。
従いまして、今回をもちまして「校長コラム」を終了させていただきます。在校生に対して書いてきたコラムですが、卒業生を始め、保護者の皆様にも読んでいただいたとのお言葉をいただき、恐縮することがありました。
また、常勤での教員生活にもケジメをつけ、今後は、今まで多くの人に支えていただいた事に感謝を出来るような行動・支援を自分なりに取り組んでいく事が出来ればと考えております。本当に、今日まで教員生活を続けられてきたことに対して、皆様の温かいご指導とご厚情の賜物と感謝の気持ちでいっぱいです。心よりお礼申し上げます。
さて、最後のコラムのテーマとして、書かせていただくことは、本校の校訓「愛 知 和」についてです。この3文字に込められた精神が本校の伝統を築き、また、人間尊重の立場を貫く学校活動が展開されてきました。
この校訓の意味は、松﨑慶喜副校長が、「自らとともに他者を思いやる利他の精神(愛)」「的確な判断をたすけ、人生を豊かにする知性(知)」「それらの能力の調和、多様性を認めるこころ(和)」と読み解いております。
この校訓の精神に基づき、今後も「『人間教育』と『進学実績』の両立」を掲げ、「前進あるのみ」をスローガンとして、校訓「愛 知 和」の精神が隅々まで行き渡った積極果敢な学校運営を進め、「誇れる学園づくり」・「一人ひとりを大切にする指導の徹底」(「自立・自律」の精神と、人としての基礎・基本を修得させる指導の徹底)」・「自学習の強化・拡大(集中と規律ある時間の活用)」を掲げ、自分を厳しく鍛える「生徒の努力」と「教員の真摯な姿勢・取り組み」は他のどこにも負けないという「自負」と「誇り」を持ち、積極的な学校活動が更に発展していくと確信しております。
私事ですが、退職に当たり、今までのご支援・ご指導をいただいたこと対しまして改めて感謝させていただき、心よりお礼申し上げます。有り難うございました。
- - <今月の推薦図書>- -
最後になります推薦図書は、宮本輝氏「灯台からの響き」集英社を紹介します。
この本は、国語科の飯田友理子先生から薦められたもので、飯田先生が一気に読めたほど、面白い本と話しておられました。私も面白さは本当にその通りと思いましたが、一気に読むのは勿体ないと感じ、先を急いだ読み方はしましたが、じっくり味わいながら読むことが出来ました。
日常生活の中での人との関わり方暖かく描かれ、その中に、幸せを感じることが出来ることを再確認しました。とにかく一読を勧めます。