校長コラム

HEADMASTER COLUMN

COLUMN DETAIL

校長コラム詳細

2020/10/02

自分の生き方を大切にしましょう

後期の授業活動が無事に開始します。前期の教育活動は、本当に、新型コロナウイルスのため大変厳しい状況でしたが、皆さん一人ひとりが自覚をしてくれたため、6月下旬からは、全員登校による授業活動が出来ました。改めて、皆さんに感謝したいと思います。

今回は、人生の前半は研究者、後半は教育者として第一線に立ち続け、95歳の今も、生涯現役を貫いているノーベル賞物理学賞を受賞した江崎玲於奈氏の「ノーベル賞を獲得するために、してはいけない五か条」を紹介したいと思います。この「五か条」は

2007年1月1日から掲載が始まった日本経済新聞の「私の履歴書」の冒頭で書かれていました。今から10年前以上に書かれたことですが、色あせることなく、今の厳しい状況に立ち向かうのに、多くの示唆をあたえてくれていると思います。

「ノーベル賞を獲得するために、してはいけない五か条」

第一に、今までの行か掛かりにとらわれてはいけません。
しがらみという呪縛を解かない限り、思い切った創造性などは望めません。

第二に、教えはいくら受けても結構ですが、大先生にのめり込んではいけません。
のめり込むと権威の呪縛は避けられず、自由奔放な若さを失い、自分の創造力も委縮します。

第三に、無用ながらくた情報に惑わされてはいけません。
約20ワットで動作する、われわれの限定された頭脳の能力を配慮し、選択された必須の情報だけを処理します。

第四に、自分の主張をつらぬくためには戦うことを避けてはいけません。

第五に、子どものようなあくなき好奇心と初々しい感性を失ってはいけません。

この五か条に、江崎氏が生きてきた心の姿勢が見事に凝縮され、いかに創造力を重視しているかが分かると思います。

 

自分の生き方を大切にして、貫くためには、本校の目標である「自律・自立」した人間として成長することが何より重要です。皆さんには、「自ら求め、自ら考え、自ら判断し、自ら行動する」自立・自律した逞しい人間として成長し、その実践活動を通じて、「主体的に学ぶ力」「協働力」を獲得して欲しいと思います。また、心豊かで、思いやりの心を備えた人間として成長することも期待したいと思います。

そのことを実現するためには、当たり前のことですが、一日一日の学びを大切にすること以外にはその方法はありません。また、同時に、「自分と同じように、相手を大切な人と考え、感謝と思いやりの気持ちを持つ」ことも大切です。

まとめの後期の授業活動が始まります。何より「生命と安全」が優先されることを堅持して、一つ一つの積み重ねを大切にして頑張りましょう。

 

 

- - <今月の推薦図書>- -

今月の推薦図書は、浅場 なつ氏の「神様の御用人」のシリーズを紹介したいと思います。
私もまだシリーズの2までの2冊しか読んでいないのですが、このコロナ禍の大変な状況なので、心温まる本を紹介したいと考え、このシリーズに決めました。随所に、心豊かで、思いやりの心を持った主人公の言葉や行動があふれています。
皆さんもぜひそのような本がありましたら教えてください。心待ちにしています。