校長コラム

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2021/07/01

自己を見つめる意識を明確に

大変な状況が続いておりますが、昨年度は実施が出来なかった、5月の中高一貫部体育祭・6月の高校部体育祭も無事終わりました。残念ながら、中学2・3年生の奈良京都伝統文化研修は、延期・中止になってしましました。しかし、皆さん一人ひとりの責任ある行動のお陰で、授業活動・部活動などが出来ていることに感謝したいと思います。

今月は、今年度、私が使っているDIARYのⅠ週間の予定表の上のスペースに書いてある著名人の言葉を紹介したいと思います。

 

1人目は、幕末の思想家・教育者の吉田松陰
※ 吉田松陰に興味のある人は、自分で調べてみてください。特に、将来、教師を目指している人は、何か得るもの、感じることがあると思います。

「夢なき者に理想なし、理想なきものに計画なし、計画なきものに実行なし、実行なきものに成功なし。故に、夢なきものに成功なし。」

 

2人目は、西郷隆盛
「世のすべての人からけなされても落ち込まず、すべての人から褒められてもうぬぼれるな。」

 

3人目は、経営学者のピーター・F・ドラッカー
※関連で、「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」/岩崎夏海/新潮社は、ドラッカーの『マネジメント』を題材にした小説です。とても面白い本でした。本校の図書館にもありますので、ぜひ読んでください。また、ドラッカーの『マネジメント』本体に挑戦してみるのも良いと思います。

「成果を上げる人と上げない人の差は、才能ではない。いくつかの習慣的な姿勢と、いくつかの基礎的な方法を身につけているかどうかの問題である。」

 

この言葉に共通していることは、「自己を見つめる意識を明確にする」ことだと思います。
今求められている「思考力・探究力」を身につけるために大切なことは、いかに、自己分析を多様な面から行うかだと考えます。自分ときちんと向き合うことをしないと、思考や探究がその場限りの浅く狭くなる危険性があります。
しかし、反対に、自己を幅広く、深く知ろうとする姿勢は、思考が深まり、活動が広がり、より多くの人々とのコミュニケーションが広がると思います。

7月から8月にかけての2ヶ月は、自己を成長させる絶好の機会・時期です。この2ヶ月に取り組み、実践出来たことは、今年度の成長を決定づける大切な時期です。高校3年生はもちろんですが、「夏を制する者は、受験を制する」と良く言われています。学力を向上させるにも、人間力を向上させるにも、大切な時期です。「自己を見つめる意識を明確」にして、達成感を実感出来る2ヶ月にしましょう。

 

- - <今月の推薦図書>- -

今回の推薦図書は、本で無く、作家を紹介したいと思います。

『52ヘルツのクジラたち』で2021年本屋大賞に選ばれ、今最も注目される作家となった町田そのこ氏を推薦したいと思います。2016(平成28)年「カメルーンの青い魚」で「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞し、選考委員の三浦しをん氏、辻村深月氏から絶賛を受け、翌年、同作を含むデビュー作『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』を刊行。

他著書に『ぎょらん』『うつくしが丘の不幸の家』などがあります。一人の作家の本を続けて何冊か読み込むということも、いろいろ得るものが有ると考えます。時間のあるこの時期にこそ『一人の作家の本を続けて何冊か読み込むということ』が出来ると思います。町田そのこ氏に限らず、気に入った作家を探し出し、チャレンジして欲しいと思います。

ぜひ、皆さんからもこの作家の本を読み込んで欲しいと声をかけていただきたいと思います。