校長 その日その日
Principal Day by day
Principal Day by day
2025/04/17
「ホームステイ先で一緒だった日本の子とは、語学力アップのために英語で話すようにしていました」
――17日(木)放課後、今年もグローバルプログラム説明会を実施。セブ島夏期留学・校内留学プログラム・3ヶ月ターム留学について、興味のある生徒・保護者のかた対象に行ったものです。
参加者数は300名ぐらいだったと担当のT教頭。今年も嬉しい多さです。
冒頭の言葉は3ヶ月ターム留学参加の高2・Iさん。つい先週オーストラリアから帰国したばかり!ですがもう通常どおりの学校生活を送っています。
↓「ホストが"狩りに行く"といって…帰ってくると犬の爪が真っ赤で…夕ご飯にウサギが出ました」「でもホスト『食べるということは何かの命を奪うことだから』にそのとおりだと納得しました」
↓ 続いてニュージーランドに行っていたNさん。「向こうの高校では選択授業がいっぱいあって、美術とか吹奏楽とか…」「私が聞き取れない英語を友達が優しい英語に直してゆっくり話してくれたりして、今も連絡取り合ってます」
校長としては、経済が許すなら3ヶ月タームを最も推します。「迷ったら行け!」です。現地に溶け込め、語学力もつくちょうどいい長さだからです。
留学経験は将来そのものを変える、将来の経験の質を変えるといっても過言ではありません。
最近読んだ記事(大阪万博の記事だったか)に、’70年万博当時と違って現代は「不安の時代」とありました。若者が明日が見通せない、夢が持てない時代だと。
私なら、留学のような経験はその突破口だと考えます。なぜなら留学は現地に降り立った一歩から不安しかないからです。
高校(大学でもいいですが)のうちに一定期間、母国のコンテクストが通用しない場所に身を置き、毎日不安を払いのける。
3ヶ月、間違いなく「人間、まあ何とかなるさ」という"腹の座り"ができる。
それは大人になっても間違いなく自分の中で生き続け、不安に遭遇したとしても「あの時何とかなったからな」と達観することができます。
不安の時代?何たるものぞ。
一人でも多くの本校生が、不安を払いのけられる人間になってほしい。
3ヶ月タームはじめ、今年もグローバルプログラムに多数の挑戦があるように…ご家族のご理解ご協力をよろしくお願いいたします。