校長コラム

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2022/01/01

「新年の抱負」を明確に

新年明けましておめでとうございます。
令和4(2022)年の新年として、気持ちを新たにする活動をすると同時に、学校年度では、令和3年度のまとめをする大切な3ヶ月の始まりになります。この大切な時期を充実させるために、毎年同じことが言われていますが、今までの9ヶ月の「振り返り」と「新年の抱負」を明確にすることが大切と言えます。

 

さて、私たちは、コロナ禍を経験し、健康や人とのつながり(絆)が、本当に大切であることに改めて気付きました。「真の成長」を実現するために、一人ひとりが幸福・健康であることを表すWell-beingに注目が集まっています。
Well-beingを直訳すると「良く在ること」となりますが、この言葉は、1947年に採択された世界保健機関(WHO)憲章前文で「肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」として登場しました。今では、個人に限らず、地域や社会全体がこの状態になることが必要、大切であると考えられています。
Well-beingの状態を実現出来るために何をすべきかを考えたいと思います。地域や社会全体がこの状態に作り上げるためには、当然、個人が意識して、行動することが基本となります。

 

その一つの方法として、「自分が楽しく、活き活きと学校生活を過ごしていること」だと考えます。自分の生活(特に、学校生活)が、元気で、満足感に満ちていれば、周りの人にもその元気と満足感が伝播します。
同時に、何より大切なことは、「周りに感謝の気持ちを表すこと」です。当たり前のことでも「ありがとう」などの感謝の気持ちを伝え、相手を認めることです。そうすれば、周りを気持ち良くするだけでなく、必ず自分自身も心良い気持ちになります。

 

次に、「他者の成功を自分のことのように喜ぶこと」です。その事を続けていけば、自分を取り巻く人達がお互いをお互いに認め、本校の校訓の一つである「和」の精神が自然と発揮できるようになると思います。
まだまだたくさん、Well-beingの状態を実現出来るためにするべきことはあると思います。それを考えて、試行錯誤することにも意味があり、成長できると思います。ぜひいろいろなことに取り組んで欲しいと思います。
今年も成長を果たすために自分に限界を設けず、お互いに頑張りましょう。

 

- - <今月の推薦図書>- -

今月の推薦図書は、新年の始めとして、心温まる作品を紹介したいと考え、作家小川洋子氏の作品を紹介したいと思います。
代表作とも言える「博士の愛した数式」は皆さんも読んだことがあるかも知れませんが、そのほか、読み応えのある作品がたくさんあります。処女作である海燕新人文学賞受賞の「揚羽蝶が壊れる時」が収録された「完璧な病室」、泉鏡花文学賞受賞の「ブラフマンの埋葬」、谷崎潤一郎賞受賞の「ミーナの行進」、芸術選奨文部科学大臣賞受賞の「ことり」などは特に優れた作品です。小川洋子氏の作品で、今回特に紹介したい作品は、「猫を抱いて象と泳ぐ」文藝春秋です。

心温まり、新しい年に読むにふさわしい作品と思います。

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