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2021/09/01

「埼玉ゆかりの三偉人」から学ぶ・2

今月のコラムは、[8月校長コラム「埼玉ゆかりの三偉人」から学ぶ]の続きを書きたいと思います。

今月は、塙保己一が、ヘレン・ケラー(Ms.Helen Adams Keller,1880~1968)にとって、障害を克服し、希望をもって努力することの意義を与え続けてきた、特別な存在だったことを紹介いたします。恥ずかしい話ですが、「埼玉ゆかりの三偉人」を調べることで、この話(エピソード)を初めて知りました。感銘を受けたので、紹介させていただきます。

 

ヘレン・ケラーは、皆さんも良く知っているように、目も見えず、耳も聞こえず、そのため話すことが困難という重度の障害を負いながらも、その全生涯を教育と福祉、そして世界平和に尽力したことで世界的に知られています。サリバン教師とのエピソードなど、ヘレン・ケラーが困難を乗り越えて成長を果たしたことは、いろいろなもので触れていると思います。

 

彼女は、昭和12(1937)年に初来日した際、渋谷の温故学会を訪れ、母親から「日本の塙保己一先生はあなたの人生の目標となる方ですよ。」と教えられたことに触れ、「今日、こうして温故学会を訪問して先生の像に触れることができましたのは、日本の訪問の中で最も意義深いものでした。
使い古された質素な机と、優しそうに首をかしげた先生の像に触っていると、先生のお人柄が伝わってきて、心から尊敬の気持ちがいっそう強くなりました。」また、「つらく苦しい時でも、ハナワ・ホキイチ先生を目標に頑張ることができ、”今の私”があるからです。」とも話していたそうです。

 

この話(エピソード)から、今まさに、大変厳しい状況で、目的や目標を失いがちな状況になっていますが、苦しい状況にあっても、これだけの成果をだした二人を思うと、元気を出して、前に進まなければならないと思います。
9月は、前期期末試験を予定通り実施しようと考えておりますが、臨時休校や分散登校など、生徒の皆さんの「生命と安全」を確保しながら学校活動をしていきたいと考えております。希望と目的を堅持して、一歩一歩、前進していきましょう。

 

- - <今月の推薦図書>- -

今月の推薦図書は、原田マハ氏の「キネマの神様」文春文庫です。

図書館が閉館中ですが、読める状況になりましたら、ぜひ、読んでください。一気に読める本です。また、楽しめる本でもあります。同時に、原田マハ氏の他の本にも挑戦してください。後悔しない本が多いと思います。

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