校長 その日その日

Principal Day by day

校長 その日その日

 

2025/06/18

(6/18)夏至・花そして…

暑い…昨日17日(火)のさいたま市は最高気温36℃。

今日18日(水)もWBGT予測値が高いため、学校活動とくに体育関係は慎重に対応しています。※暑さ指数

 

↓ 朝から夏空。登校した高校生「先生、汗凄いですね大丈夫ですか」ありがとう、優しいなあ

 

そんな今日は中2が奈良京都伝統文化研修を前に、あらかじめ現地へ大型荷物を陸送する日。暑そうにゴロゴロいわせながら校門をくぐってきます。

↓「研修委員」たちが早めに登校し、スーツケースの同級生をチェックしていました

 

――さてこの暑さも納得してしまうようにまもなく夏至、今年は21日(土)です。

北回帰線上を太陽が通る日ですから、

中3の沖縄研修のお昼時は、ほぼ頭上に太陽が来る=ほとんど影ができない=ことになります。※南中高度…「90°ーその地の緯度+23.4°」。東京(北緯35°)では約78°なのに対し、沖縄(北緯約25°として)では約88°

日没時刻(19:25)からして、現地では20時近くまで外が明るいことでしょう。

 

――朝あいさつの合間に、ロータリーの池のほとりに「ネジバナ」の可憐な花を見つけました。

ラン科の多年草で、都市部に普通にみられます。名前のとおり、ネジのようにかわいい小さな花を列状に付けます。

↓ 巻方向は右巻(中央)も左巻(右奥)も両方あるそうで、今まで気づきませんでした

見たところ、鮮やかなピンク色も一日二日ですぐ褪せてしまう儚さです。

恥ずかしながら私は草木に疎く、かつて職場の先輩Oさん(考古学だけでなく草木にも非常に詳しかった)からこの花のことを初めて教わって知りました。

珍しくない花ですが、「同一個体が更生し続けることはない」という意外な性質も。

昭和天皇(1901~1989)の「雑草という名の草はない」という言葉を思い起こします。

 

――この暑さのせいか、昨日は通勤途上の道で小動物に「道をふさがれて」しまいました。

遠目からカメと予測しましたが、近づくと一抱えもあるスッポンです。

 

移動中のようで、何ぶん道路のど真ん中で手足を引っ込め、顔だけ伸ばしてうずくまっていたため、早晩クルマと衝突して落命するのは明白でした。

 

たまたまそばにあったベニヤ板で道路わきの草むらへ動かそうとすると、本人(本亀)は嫌がって大口を開けて私を威嚇(シャーッと吠える!)、思わずこちらもたじろぎます。

コメ袋ぐらいの重量があり、押しのけるまで数分かかってしまいました(他のクルマには待ってもらいました)。

 

私の通勤経路には(主に夜間)タヌキも頻繁に出没し、彼らは鈍足かつ逃げ方も下手なので、避けようによっては自転車である当方が大ケガしかねません。

 

季節感の感じられる大宮、見沼周辺ですが、人間こそ謙虚な気持ちで彼らとうまく共存していきたいものです。

スッポンの恩返しは…期待していません。