来月２月、中２のＭさんが、自身が所属する音楽団体の催しで、ネパールに赴くことになりました。Mさんはバイオリン奏者です。

 

目的は、自身の音楽団体が、現地の音楽団体の周年記念演奏会（於カトマンズ）に招かれたもの。同演奏会には政府要人も来ることになっていて「今回の演奏会しだいでは、ネパールに音楽大学ができるかもしれないと聞いています」（本人）。

バイオリ ン歴は小３から。音楽団体のチラシをみて「面白そう」と参加。中学受験の頃も「辞めるどころか息抜きでかよっていた」ほどの熱の入れようです。

 

現在は週１のレッスンのほか、年に何回か県内外の演奏会（東日本大震災の復興支援演奏会など）にも出演しているそうです。

目標は「いろいろな曲を弾き、たくさん演奏会に出たい。大人になっても趣味として長く続けていきたい」「好きなアーティストは葉加瀬太郎さん」とのこと。

 

ちなみにMさんは、学校では吹奏楽部でチューバ奏者であり学生指揮者も務めています。

去る６月の中２奈良京都伝統文化研修では研修委員を担い、テキパキとクラスメートに指示する姿を見ていたので、“とても頼もしい生徒さんだな” という印象を持っていました。

担任Ｍ教諭（写真右）「彼女はほかにも『広報実行委員』※をやってくれているし、あとは…」――もはやマルチタレントですね。　※学校説明会時に来校者の対応をしてくれる生徒スタッフ

 

私は学外でも活躍する生徒を、できる限り応援したいと思っています。

「第３の顔を持てること」は大人でも大切なことですし、そもそも本校のカリキュラムをこなしながらの活動は、並大抵の努力ではできないからです。

 

ネパールへは団体として赴くため自分１人。親御さんも「行ってらっしゃい」とご理解があります。１週間ほどの滞在の間、体調管理に気を付けて、素晴らしい演奏を披露してきてください。

帰国したらまたお話を聞かせてもらおうと思っています。