校長 その日その日
Principal Day by day
Principal Day by day
2026/03/02
令和7年度卒業式を今日、無事終えました。卒業生591名に加え、保護者様約1000名ものご参列を賜り、本当にありがとうございました。

今年も式典後、生徒が入れ替わり立ち代わり校長室をたずねてくれて、アルバムサイン会?校長一緒に写ってください会?の様相を呈しました。例えば…
↓ Mさん(左)「センセ、本当に大宮開成楽しかったです」、Sさん「3年後、またお世話になります」

2人はもと陸上部。2人とも大学で教職を選択すると今から明言、では私はそれを生きがいに3年間頑張れます!(笑)。
他にもYさん「一緒に写真、写ってくれていいですかヤダー(笑)」、Fさん「センセの式辞の最後で泣かされました」――Yさんはチアダンス部で活躍、Fさんも先日の「中12対象学校見学ツアー」でガイド役をありがとう!
名残惜しそうに皆、完全下校の16時で帰っていきました――またいつか、学校にいらっしゃい。
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591名へ私の最後のことば、「令和7年度卒業式 校長式辞」概略です。

――「591名の皆さん、ご卒業おめでとうございます。3年間、学校行事の賑わいの中心には常に「えんじ色のネクタイ」の姿がありましたね。
体育祭・山梨交流合宿・開成祭・合唱祭・開成文化週間…そして何といってもニュージーランド・オーストラリア海外研修は、今なお胸に刻まれていることでしょう。
しかし何よりも私が皆さんを称えたいのは、華やかな学校行事のいっぽうで、約一千日にわたり授業など学業に地道に取り組んできたことです。本当によくやり遂げました。


必ずしも希望の進路につながらなかった人もいるかもしれません。しかし大切なのは、結果が全てなのではなく、目標に向かって努力を積み重ねたことなのです。
昨秋にノーベル生理学・医学賞を受賞した大阪大学の坂口 志文しもん先生は、免疫の暴走を防ぐ「制御性T細胞」の発見が評価されました。
しかし実は坂口さんは、40年も前からその存在を指摘していながら長らく学会から認められず、ならば誰もが納得する成果を出そうと研究を続け、ようやく今回の受賞となったそうです。
古代の思想家・孔子も『論語』で言っています。
「凸凹な地面を平らにするために、穴にたった一杯の土を入れただけでも、それはとにかく始めたことに違いはない。前に進んだのだ」。 ※『論語』子罕しかん第九
皆さんはこれからも、投げ出したくなる困難に出会うことがあるかもしれませんが、一度や二度、いや百度の失敗にも決してあきらめてはいけません。
それ以前に、皆さんはまだ、失敗というほどのことさえしていないのです。
校訓「愛 知 和」のもと、大宮開成で学びを重ねてきたように、地道に、一歩一歩進めば、必ず目標に近づく、どんな道でも開けると信じて、これからの人生を歩んでいってください。

保護者の皆様、今日までお子様の健康と学びを陰からお支え下さったことに、心から感謝申し上げます。彼らは親という存在を超えるべく、遥かな旅に出ようとしています。
どうか彼らの船出を温かくお見守り下さい。今後のご多幸を心からお祈り申し上げます。

最後に皆さん。私たちとともに学び、ともに汗を流してきた皆さんを、毎朝笑顔であいさつを返してくれた心優しい皆さんを、私はずっと忘れません。
どうか一度しかない人生を、命の限り、精いっぱい生きてください。
それではお元気で。さようなら」
