校長 その日その日
Principal Day by day
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2025/07/06
O教務部長「中学受験は、『親の受験』でもなく『子の受験』でもない。『家族の受験』です」――
――6日(日)の第1回中学入試説明会は昨日の高校説明会に引き続き、ちょっと異色の説明会だったかもしれません。
今日は私が「教育概要」をお話しした後、まずこの春の卒業生Tさん・Mさんによる「学校生活」のプレゼンです。
6年間の学習や自己管理方法、本校でのプレゼン経験が大学生活で大いに役立っていること(Tさん)。印象深かったというセブ島夏期留学プログラムの経験など(Mさん)、またMさんはそれをきっかけに現在、大学でフィリピンの社会課題に関する活動をするようになったことなど、実感のこもった話をしてくれました。
さすがは本校卒業生、スムーズなプレゼンで大変聞きやすいお話でした。
異色?だったのはその次、教務部長O教諭の「中学受験と親の役割」についてのプレゼンです。
O教諭は、この春の家族の中学受験で感じた「親目線」のユニークな話をしてくれたのでした。
「塾での夜のお弁当、“手作りが成績を上げる” なんて迷信。ストレスで家庭内が険悪になるぐらいだったらお弁当屋を賢く使うべき」
「過去問。解答用紙を各学校分を原寸大に再現したが、コンビニでのコピーの手間は相当な負担。自宅にA3プリンターをリースするほうがよほど現実的」
「中学受験は『親の受験』でもなく『子の受験』でもない。『家族の受験』です」――。
会場後方から見ていましたが、頷く保護者様が多数。
「家族の受験」は共感! 私が知るなかでも、両親の進路観が不一致なためそれが嫌だったという生徒が過去に何人かいたからです。
必ず温度を合わせることが大切ですね。
しかしあらためて、中学受験をしていただく側としてご家庭・受験生の大変なご労苦が偲ばれました。
――全体会終了後の個別質問コーナーも大変な賑わい!昨日の高校説明会を思わせました。
私が対応しただけでも、内容が「学校生活」「進路指導(推薦など)」「成績が低迷した生徒への対応」「いじめなどが起きたときの学校の対応」など大変多岐にわたり、本校への興味関心の高さを感じました。気づくと1時間以上経っていたと思います。
今日の参加者数は午前午後合わせて約700名、気温は35℃!
しかし参加者様の熱気は気温以上でした。本当に心から感謝申し上げます(プライベートな話を披露してくれたO教務部長にももちろん感謝です)。
第2回中学説明会は今月26日(土)。すでにお申込みが始まっています。まだの方はぜひご参加ください。