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2023/09/28

2年後の進路を考える! ~高校1年大学見学会レポート~

(執筆:高校1学年広報委員)

9月19日(火)、高校部1年の大学見学会が行われました。
この企画では、東京大学、東北大学、一橋大学、東京工業大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、青山学院大学、法政大学、学習院大学、中央大学という全11校の大学の中から、午前、午後に一校ずつ、自分が希望した大学へ行きました。(東北大学に行った人は午前午後で一校のみです。)

キャンパスツアーをしてくださった大学生の方やお話をしてくれた卒業生の方に積極的に質問をして、有意義な時間を過ごすことができたと思います。今回はそんな大学見学会がどのような様子だったか、私たち、2組と3組の広報委員が紹介します。


(写真は東京大学)

 


 

<2組 広報委員>
私は、午前に、言わずと知れた理系の最高峰・東工大に行ってきました。
東工大は、成績優秀であれば、大学在学中に大学院へ進学できるのが大きな特徴です。自分の学びたいことが年齢や学年の枠に妨げられることなく学べるそうです。実際、校内の掲示板にも制度に関する情報が載っていました。
入り口付近には博物館があり、ヘビを模倣し、動きを再現したロボットや、光の当て方や視点によって模様が変わって見えるホログラムなどが展示されていました。
近くの中華屋で、昼時に販売するボリューミーなお弁当は東工大生に人気で中には講義が終わった途端、走って買いに行く人も居るそうです。

ところで、晴れて東工大に入学したら何が待っているのでしょうか。春には満開の桜が入学を祝います。そして、三島学長による入学式の式辞はなんと、全文英語です。また、東工大卒の方が現場で使うロボットを実際に見せて下さるそうです。
理系志望の学生にとって、勉強や研究に打ち込める施設が豊富で、充実したキャンパスライフを過ごせるでしょう!

 

午後は、法政大学に行ってきました。法政大学も日本の難関私立大学としてかなり有名です。今回は見学の際に教えてもらった、その特徴を詳しく紹介していきます。

大学受験を終えた後、最後に残る試練は就職活動です。不景気が叫ばれるこの時代に、自分1人で対策するのはかなり不安を覚えると思います。法政大学では1年次からのキャリア教育に加え、3年次から志望動機の書き方、4年次にはエントリーシートの添削や面接対策といった手厚いサポートがあります。その結果、就職希望者の97%が内定を獲得しています。就職を希望する大学生の内定率が83.3%なのでかなり高いことが分かります。また、公務員やマスコミ業界に就きたい人へ向けて特別講義が開かれているのも大きな特徴の一つです。

法政大学は意欲の高い学生への支援も手厚いです。
例えば留学。選考はあるものの、選ばれた学生は留学先の学費が免除される上に、最大100万円の援助をもらうことができるという制度があるそうです。留学前にも少人数制のグループ授業があり、英語力をしっかりと身に付けてから海外で学習できます。他にも他学部公開科目や「ピアネット」といった取組があります。他学部公開科目はその名の通り、学部・学科関係なく興味のある講義を受講でき、成績優秀者は更に履修可能科目が大幅に増えます。ピアネットは学生主体の取組で、オープンキャンパスもその一環です。学生スタッフが企画から運営まで行い必要があれば教職員と適宜相談します。

将来像が明確な人も定まっていない人も一度、調べてみてはいかがでしょうか。



(写真は東京工業大学)

 


 

<3組 広報委員>
私は、午前に上智大学に行ってきました。
すべての学部学科と大学院が『四谷キャンパス』にあり、四ツ谷駅から徒歩3分というとても便利な立地の上智大学では、外国語教育に力を入れています。 22言語もの語学科目があり、授業以外にも語学を鍛えるプログラムが充実しています。特に、留学プログラムは世界83の国や地域にわたり、交換留学協定校はなんと339校もあります。
上智大学には、海外からの留学生も多いため、イスラム教信者の学生向けに、祈りの部屋が設置されていたり、ハラルフードの専門食堂があるなど、他大学には見られない特徴がたくさんありました。

 

午後は中央大学に行ってきました。
東京ドーム11個分の広さを誇る多摩キャンパスは、都心から離れた場所にあるため、静かで、緑豊かな場所です。その広さを生かし、充実した学習環境が整っています。それが鮮明に表れているのが、中央図書館です。
中央図書館には、約250万冊の豊富な蔵書や新聞があります。留学生も多くいるため、日本語以外で書かれた本も揃っています。
大学生の話によると、図書館がキャンパス内で一番長い時間を過ごす場所だそうです。図書館では、レポートを書くための資料を探したり、自習するために利用すると聞きました。図書館は、学生にとって欠かせない場所であり、大学選びをするうえで、図書館の充実は重要なポイントだとわかりました。

他にも、キャリアセンターで、就職支援やインターンシップ相談などができたり、キャンパス内に休憩スペースがあるなど、学生が快適で充実した大学生活を送れるような環境が整っていました。


(写真は中央大学)

 


 

各大学の特長を目で見て肌で感じるという経験は貴重であり、今後の志望校選びの基準にもなってくると思います。具体的なキャンパスライフを想像して勉強の動機づけになった人もいるのではないでしょうか。これからも勉強に取り組みつつ、志望校の情報を集めていくことは大切です。
最後に、付き添って下さった先生方、生徒に大学を紹介して下さった教職員の皆様・大学生の皆様、大学見学を快く承諾して下さった関係者の方々、ありがとうございました。