今週の大宮開成
NEWS & BLOG
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2025/12/01
本校の土曜講座「愛知和ラーニング」では、10月25日と11月22日の2日間にわたり、都内の科学施設への訪問を実施しました。訪問先は、日本の最先端科学技術を体験できる日本科学未来館(Miraikan)と、日本の自然や科学技術の歴史を総合的に学べる国立科学博物館(科博)の2施設です。
東京・お台場にある日本科学未来館は、宇宙・生命・地球環境・ロボット技術など、最先端の科学と私たちの暮らしのつながりを体験できる施設です。展示は「見る」だけでなく、「触れる」「動かす」「感じる」ことを重視しており、生徒たちも科学を“自分ごと”として考えるきっかけを得ることができました。
中でも印象的だったのは、「老いパーク」です。「老い」は遠い未来の話だと思いがちですが、この「老いパーク」では、“将来の自分”の身体や感覚をリアルに体験できるようになっています。来館者は実際に、目・耳・運動器・脳の「老化」を疑似体験する6つのゲーム形式のコンテンツを体験でき、とても貴重な体験ができました。

上野にある国立科学博物館は、1877年に設立された、日本で最も歴史のある科学博物館です。
展示は「日本館」と「地球館」の2棟に分かれており、地球と生命の進化、人類の歴史、そして科学技術の発展について、膨大な資料とともに学ぶことができます。
生徒たちは恐竜の全身骨格標本や古代生物の化石、絶滅種と現在の生態系をつなぐ展示を前に、過去から未来へと続く生命の壮大な流れを実感していました。特に、自然災害や気候変動に関する展示では、「今この瞬間をどう生きるか」というテーマにも触れ、自分自身の生き方や将来の関心分野を見つめ直す生徒もいました。
今回訪れた2つの科学館は、それぞれの角度から「科学の本質」や「未来へのまなざし」に迫る施設です。未来館では「これからの科学」、科博では「これまでの科学と自然」がテーマとなっており、時間・空間・分野を超えて、科学と社会の関係を総合的に考えるきっかけとなりました。
