令和５年３月２日、晴天に恵まれ、中高一貫部第１３回・高校部第６２回卒業証書授与式が行われ、625名の卒業生が旅立ちました。

「着なれない制服に袖を通し、新しく始まる生活に期待と不安を抱きながら大宮開成の門をくぐることを夢見た入学式前日。夢見た入学式は夢のまま、私たちの高校生活は第１回の緊急事態宣言とともに幕をあけました。思いも寄らなかった新しい生活。高校の授業はすべてオンラインとなり、画面のむこうにいた友人たちと直接顔をあわすことができたのは入学から２カ月半がたった６月中旬のことです。」

 

オンライン授業から始まった高校３年間は、体育祭・文化祭や海外研修など様々な行事が中止となり、普段の学校生活のなかにも制限が多く生徒たちにとっては窮屈な毎日だったことでしょう。
そんな困難ともいえる状況のなかでも仲間たちと支え合い、喜びを分かち合って力強く乗り越えてきた生徒たちは驚くほど逞しく成長していました。

「これからは、一人の大人としてより一層、自分を律し主体的に行動できるよう自立した存在になっていかなければなりません。そしてむしろ、今度は私たちが、家族や社会を支えていけるようになる必要があります。」（答辞・卒業生Tさん）

きっと彼ら彼女らなら、今後どんな困難に見舞われても頼もしく乗り越えてくれることでしょう。
そして何より、これから先の人生が希望に満ちた彩りのあるものとなることを願ってやみません。
以下、当日の様子をご紹介します。

あらためまして、ご卒業おめでとうございます。