11月11日（土）に一貫部と高校部の高校２年生を対象にした愛知和講演が行われました。
今回はテクノプロ・ホールディングス株式会社に在籍していらっしゃる田島浩幸さんと宮脇愛果さんからキャリアをテーマにお話しいただきました。

 

最初は講演者のお二人で対談の形式を取り、高校生活や大学生活、社会人を経て得た経験についてお話しいただきました。田島さんのお話では生徒の現状に寄り添って文系・理系ごとに将来の考え方について触れられていました。
加えて田島さんのご子息は現在大学に通われており、学生を家庭に抱えている親としての金銭的な苦労や子育ての生きがいについてもお話しいただきました。

 

田島さんは普段から仕事でAIを利用されており、その観点から最近の技術発展についてもお話しいただきました。SEの分野でも、人工知能の発達により、プログラミングの熟練者と初心者との壁が薄くなりつつあり、今度の仕事の進め方が大きく変わっていくと予想されるようです。文系の選択者も理系の選択者も将来、仕事の在り方が変わっていくことを想定して仕事を選ぶようにしていくのが大切だと仰っていました。

 

生徒との質疑応答では「受験勉強のモチベーションを保つことが難しいと感じたときはどうすればよいか」という質問に対してスマホとの付き合い方や、朝の時間の使い方について具体的なお話をしていただきました。

 

最後に田島さんと宮脇さんから生徒にメッセージがありました。

田島さん「自分が選び、今君らに示した道は決して唯一の正解ではない。今の社会は個人の仕事の進め方はその人の裁量に任されている場合が多く、それは自分の責任が増えてくることと繋がっている。だからこそよく考えて後悔しない選択をしてほしい。」

宮脇さん「学生生活は尊いものであり、今の生活や時間を無駄にすることなく受験勉強や部活動や趣味、家族との時間すべてを大切にしてほしい。今の経験はどれも貴重な経験であるため大切にしてほしい。」とのことでした。

 

生徒たちは受験を控えており、人生の中の大きな分岐点の中の一つに直面しています。これからの学生生活の先にある進路まで見据えて頑張ってほしいと思います。