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2024/05/28

「いじめ」とは何かを考える〜中1 愛知和講演〜

中学1年は「いじめ」をテーマに愛知和講演を行いました。
今回は、埼玉弁護士会の弁護士の先生方に、クラスごとに講演をしていただきました。弁護士の仕事の話や、どのようにして大学受験や司法試験に合格してきたかなども話してくださいました。

講演ではまず、いじめとは何かを考えました。いじめとは、相手に対して、いやがらせや暴力を加え、傷つけてしまう行為のことですが、2種類あります。それは身体的に傷つけてしまうことと、精神的な苦痛を与えてしまうことです。

最近ではSNSがきっかけでいじめになってしまうことも多いという話の中で、文字で書くだけでなくスタンプ機能を使うことだけでも、内容によっては加害者になりえるということを聞いて、「え、これも・・・!?」と、驚くところも多かったようでした。

講演後、感想を書いてもらいました。
「いじめを見ても無視をしたら、いじめが続いたりどんどんエスカレートしていくので、ちゃんと向き合っていこうと思いました。これからは物事の事実を確認したり、相手が嫌じゃないかをちゃんと聞いて、傷つけないように気を付けたいです。」(Aさん)

「いじめを完全になくすことは無理でも、いじめられている人の心を支えていける人間になろうと思いました。いじめを見たら恐れずに止められる人になりたいです。」(Sさん)

講演のなかで、いじめに関する事例を使ってディスカッションを行ったときに、「これも、いじめなんだ!」と思った人もいたようです。人の感じ方はそれぞれ違います。ある人には遊びで、取るに足らないと思うことも、ほかの人にとっては大きな傷となりえます。また、1つ1つは小さな事象だったとしても、積み重なって心のコップから水があふれて、心が壊れてしまうことだってあるということを再認識してもらえればと思います。

 (生活委員会)