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2022/05/27

「防災アプリ特務機関NERV : 最強の災害情報インフラをつくったホワイトハッカーの10年」川口 穣/(平凡社)

選書者

高1・N

【選書理由】

異常気象や地震などにより、防災情報アプリなどが不可欠となっている今、IT業界の方々がどのような思いで作っているのか、作られる過程にどのような苦労があるのかを知ることが大切であると考えたから。

【内容説明】

ツイッターフォロワー数140万人、スマホアプリダウンロード数206万回—。かつて、「謎の災害速報アカウント」と呼ばれた「特務機関NERV」は、今や社会インフラになった。アカウントの始まりは、2010年にひとりの大学生が始めた「遊び」。だが、2011年の東日本大震災が行く末を大きく変えた。宮城県石巻市出身の「中の人」石森大貴が何を思い、どのように「インフラ」と言える災害情報配信システムを築いていったのか。「天才」と呼ばれる技術力と、経験に裏打ちされた信念が結実するまでの、情報と防災にかけた10年を追った。