１週間ぶりのご無沙汰で失礼しました。椅子に腰を落ち着けて”文を書く”（このコラム程度でさえ）時間が本当にいとおしいです。

さて本校では今週、第62回卒業式を執り行います。今日は久しぶりに高校３年生が登校、午前中は式典の練習を行いました。

担任団の呼名で生徒が登壇。私が約600名全員に、練習用の卒業証書を手渡ししていきます。

 

手渡しながら、この生徒とは米国ホームステイへ行ったな、この生徒は体育祭で大活躍していたな、この生徒はいつも中学職員室前に質問に来ていたな……一人一人のエピソードが次々に浮かんできます。

 

同時に、「大学入試とはこうも人を精悍にするものなのだ」と、彼らの横顔を感慨深く眺めていました。

 

証書渡しの後は、校歌の練習。

実は彼らは、入学後１回も校歌を歌ったことがない※のです。校歌を歌う機会である全校集会どころか、３年前に入学式そのものができなかったのですから、無理もありません。　※中高一貫生は中学生のときにかろうじて歌っている

 

それだけに、最後ぐらいきちんと送り出してあげたい。“若葉マーク校長” 初の卒業式ですが、しっかり役目を果たしたいと、気持ちを引き締めています。

 

（これを入力していたら、「卒業アルバムにコメント書いてください」と生徒が２名、校長室を訪れてくれました。思わず照れてしまいますが、でもこちらこそありがとう！）