校長 その日その日

Principal Day by day

校長 その日その日

 

2022/04/27

(4/27)「何のために大学へ?」一貫高2保護者会

去る23日(土)の中高一貫部高2の保護者会では、A予備校様のB先生に「大学入試に向けての保護者の心構え」についてご講演いただきました。

 

「大学入試はあっという間にやってくる。高2終了時で1・2年の内容が習得できているかどうかで勝負はついている。高3だと高卒生もライバルになるからだ」

 

「大学へ行くのは “当たり前” と思っていないか?何で行くのかをしっかり考えること」

 

「成功する受験生」…目標が明確/学校の勉強第一、こつこつ/基礎に重点/規則正しい生活/けじめ/素直にアドバイスを聞く/定期テスト後にすぐ復習 etc.

 

「失敗する受験生」…志望決まらない/定期試験前だけ学習/問題集・参考書の中途半端/深夜型/スマホ漬け/定期テスト反省なし etc.

 

「やる気を伸ばす保護者」…褒める/口うるさくしない/数値で判断しない/保護者自身の不安・イライラを抑制 etc.

 

「足を引っ張る保護者」…過度に子供を心配/先回り/期待かけすぎ/口うるさいが態度が甘い etc.

 

「受験生が保護者に感謝したこと」…見守り/「次があるから」の言葉/毎日お弁当/「あなたの人生、思ったとおりに」の言葉 etc.

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まさに本校が日ごろ進路指導でお伝えしている内容そのもの、我が意を得たりの内容でした。

 

高2段階で自分の進路を「これ!」と決められる生徒は多くないでしょうが、自分・自分の将来と向き合う姿勢を取り始めるだけでも十分だと、私は思うのです。

 

それだけで以後、何気ない授業、教員/友人とのやり取りのなかに「!」と感じる瞬間が来るのではないかと(アンテナを立てる、と言ってもよい)。

 

私も高校生の時分、日本史の先生の一言「今この瞬間を覚えておけ、歴史的な画期だ」※が突き刺さって、現在に至ります。あのころ、部活動漬けから脱し、多少は進路のことを考え始めていたからではないか…と思います。

当時、ベルリンの壁崩壊・東西ドイツ統一があり、東西冷戦終結の兆しがみえていた

 

多くの生徒が納得のいく進路を見出し、インスパイアの瞬間が訪れるよう、私たち教員も言葉を研ぎ澄ませ、問いかけを意識したいと思います。

 

↓(保護者会前、高校部「プレ体育祭」を見に芝川グラウンドへ)